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本領域「植物の力学的最適化戦略に基づくサステナブル構造システムの基盤創成(植物構造オプト=植物と構造のオプティマイゼーション)」では、植物の力学的最適化の実際を、分子、細胞、組織、個体といったマルチスケールで理工学的に読み解くことを目的としています。さらには、植物の力学的最適化戦略を新規の省エネルギー・省部材の建築設計や新材料モデルに昇華させ、次世代型の真のサステナブル構造システムの基盤を創成することを目指しています。
令和2年11月15日・16日に本領域の第2回若手の会を行いました。
計画班12グループ、公募班12グループから計102名が参加しました。学生を主とする若手研究者から、植物の力学的最適化を読み解こうとする、さまざまな切り口の研究テーマについてそれぞれ活発な議論が展開されました。
PCWBは新型コロナウィルスの感染拡大のため、開催を延期としていましたが、現在、オンラインと現地のハイブリッド開催を検討中です。詳細はPCWB2021ウェブサイトでお知らせします。この国際会議は、本領域が後援しています。
The 7th International Conference on Plant Cell Wall Biology (PCWB 2021)
日時:2021.6.27-7.1
会場:オンラインと北海道大学
この度、当新学術領域岩元班の研究協力者・岩元真明氏他のご尽力により、日本建築学会機関紙「建築雑誌」2020年6月号に、以下の当新学術領域の研究活動に関する記事が掲載されました。
・計画班・川口氏と領域代表・出村の座談会記事「なぜ今、植物学と建築学が協働するのか?」
・計画班・桧垣氏の論考「バイオイメージングの近代史」
・川口班研究協力者・中楚氏の論考「生きた木で建築を―科学と工学の融合」
令和2年5月22日と23日に新型コロナウィルス感染拡大防止のため、ウェブ会議(Webex)にて、本領域の第3回総括班会議・領域班会議を行いました。計画班12グループ、公募班15グループと併せた27グループから、各グループの計画代表者がこれまでの成果や本年度の研究計画・成果について発表を行い、研究内容の活発な議論が行われました。
本領域計画研究班代表の杉山淳司先生(京都大学生存圏研究所)が、2020(令和2)年春の褒章「紫綬褒章」を受章されました。
紫綬褒章は科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方に授与される褒賞で、杉山先生は木質科学研究における優れたご功績で受章されました。
木質科学研究分野において、木質の可視化・解析の最先端技術をもとに、木質のセルロースの構造と機能に関する基礎研究とともに、仏像などの木造文化財の樹種の識別という応用研究を推し進められています。
杉山先生、この度の紫綬褒章ご受章、誠におめでとうございます。領域メンバー一同、心よりお祝い申し上げます。
新型コロナウィルスの伴う現在の国内の状況を艦み、3月22日のトークイベントの延期を決定いたしました。
また状況が落ち着きましたら、城南宮でのイベントを行う予定です。