本領域が主催・共催・後援のイベント(シンポジウム、ワークショップ、研究会、セミナー、講演会、サイエンスカフェ、展示、など)の情報を掲載します。
日時:2019.12.15-18
会場:東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園(日光植物園)
日時:2019.12.6
会場:奈良先端科学技術大学院大学 物質棟大講義室
講演においては、3Dプリンタを用いた生体試料の3D再構築と科学教育・科学研究への活用、LEDとCMOSイメージセンサーで構成される超小型イメージングデバイスの開発とその生体観察への応用、植物と建築の歴史的な関わりと植物科学と建築学の融合への取り組み、マイクロCTによる生体試料の3D構造の解析手法に関する実例を交えた詳細な解説、小胞体の複雑な構造と動態およびそれらを生み出すメカニズムの研究、植物の茎の重力屈性におけるアミロプラストの役割とその動態に関わるメカニズムの研究、サギソウの不思議な形態とその生態学的機能および様々な形態の虫こぶとその形成メカニズムを明らかにするための研究プロジェクトなど、幅広い技術や植物研究についての発表がありました。質疑応答では学内外の植物学分野・非植物学分野の両方の参加者より幅広い視点の質問がありました。植物の複雑な構造の幅広い知見や解析技術についての活発な情報交換の場となり、今後の融合研究へ向けての礎となる有意義なワークショップとなりました。
オーガナイザー:
中田未友希博士・出村拓博士・國枝正博士・津川暁博士(奈良先端大・バイオ)
ワークショップ登壇者:
Josephine Galipon博士(慶応大・先端生命)・春田牧人博士(奈良先端大・物質)・中楚洋介博士(東京大・生産研)・前野哲輝氏・津田勝利博士(国立遺伝学研究所)・上田晴子博士(甲南大・理工)・中村守貴博士(基礎生物学研究所)・ 武田征士博士(京都府立大・生命環境)
日時:2019.12.5
会場:熊本大学理学部1号館
Hamant博士には、植物器官の形状や成長により細胞間にかかる力学的ストレスが、いかに感知され緩和されるかというメカニズムについて、未発表知見も交えてご講演いただきました。日本側からは本領域班員が登壇し、植物特有の形態に使える三次元スキャン法の共同開発、原子間力顕微鏡による植物細胞の力学測定、倒伏に耐えるための根系最適化のシミュレーション、機械的な傷害や接触に対する植物の瞠目すべき全身応答、薄くて丈夫な葉の構造にみられる統一性と多様性、順遺伝学から見えてきた花茎成長の協調のしくみについて、それぞれ熱く語っていただきました。 質疑応答においても、次々と(時に予想外の)質問が飛び出し、多様な背景を持つ研究者が集結した植物構造オプトの強みである、広い視野を得る良い機会となりました。
オーガナイザー:澤進一郎博士(熊本大)
シンポジウム登壇者:Olivier Hamant博士(ENS Lyon)・ 檜垣匠博士(熊本大)・國田樹博士(琉球大)・細川陽一郎博士(奈良先端大)・友部遥大学院生(京都大)・ 豊田正嗣博士(埼玉大)・小野田雄介博士(京都大)・Ali Ferjani博士(東京大)
日時:2019.12.4
会場:福岡国際会議場5F501
メカノバイオロジーのパイオニアである曽我部博士には、動物細胞が外界の硬さを感知し応答する分子機構について、またバイオメカニクスの専門家である安達博士には、上皮形態形成における力の役割についてのAFMによる計測や数理モデリングなど多様な側面からの研究をご講演いただきました。Hamant博士には、植物器官の発生や成長に伴う形状変化により生じる力学的ストレスがさらに形状に影響するという力学的フィードバックの背後にあるメカニズムについて、最新の研究成果を混じえてご講演いただきました。さらに本領域班員である森田博士、出村博士は、それぞれ重力屈性における重力感受メカニズムと重力屈性における細胞壁の役割について講演を行いました。分野の垣根を超えて、多様なアプローチで生き物と力の関係を探る研究者らによるシンポジウムに聴衆も多く集まり、活発な質疑応答がありました。
オーガナイザー:森田(寺尾)美代博士(基生研)、豊田正嗣博士(埼玉大)
シンポジウム講演者:曽我部正博博士(名古屋大)・安達泰治博士(京都大)・Olivier Hamant博士(ENS Lyon)・森田(寺尾)美代博士(基生研)・出村拓博士(奈良先端大)
日時:2019.11.10-11.11
会場:自然科学研究機構 岡崎コンファレンスセンター
第一回植物構造オプト若手の会が開催されました。各グループで主に研究を行っている若手研究者がこれまでの成果や研究計画について発表を行い、有意義で活発な意見交換が行われました。植物科学と建築学が徐々に融合していく様子が垣間見え、今後さらなる発展が期待されます。また、ダブルメンターディスカッションではそれぞれが活発な議論が行われ、今後も継続して行われる予定です。
オーガナイザー:森田(寺尾)美代 (基生研)
日時:2019.11.8
会場:一般社団法人日本金型工業会 金型年金会館 5階会議室
講師:堤伸浩先生(東京大学大学院農学生命科学研究科)・佐藤俊輔様(株式会社カネカ)
【Date】October 3, 2019 (Thu) 10:00-12:00
【日時】2019年10月3日(木) 10時~12時
【Venue】NAIST L12 Meeting Room
【場所】奈良先端大バイオサイエンス領域棟L12会議室
【Speakers and Titles】
Speaker 1: Dr. Jérôme Pelloux
Title: How pectin remodeling can control cell elongation and adhesion
Speaker 2: Dr. Fabien Sénéchal
Title: Pectin methylesterification and demethylesterification: what drives hypocotyl elongation in Arabidopsis?
Speaker 3: Dr. Josip Safran
Title: First structural characterization of a plant polygalacturonase. - New insights into processivity and regulation of pectin degradation -
日時:2019.10.1
会場:東京大学弥生キャンパス
フランスPicardie大学のJerome Pelloux博士、Fabien Senechal博士、Josip Safran氏の来日に合わせて、東京大学弥生キャンパスにてFrance-Japan Plant Cell Wall Workshop “Pectin Lovers Meeting” を開催しました。日本側からは本領域計画班メンバーが登壇し、ペクチンを中心とした細胞壁ポリマーダイナミクス制御の最新知見が紹介され、今後のペクチン研究の課題について熱い議論が交わされました。さらに日本―フランス間の研究コミュニティ間連携スキームに基づいた、植物細胞壁発の新規構造最適化戦略の抽出可能性が討論されました。
オーガナイザー:大谷 美沙都 博士(東京大学)・出村 拓 博士(奈良先端大)
ワークショップ登壇者:
Jérôme Pelloux博士(Picardie大学)・Fabien Sénéchal博士 (Picardie大学)
Josip Safran 氏 (Picardie大学)・藤原徹博士(東京大)・砂川直輝博士(東京大)・竹中悠人博士(立命館大)・國枝正博士(奈良先端大)
日時:2019.9.4-9.6 / 会場:金沢工業大学扇が丘キャンパス
2019年度日本植物学会大会に領域代表の出村が参加し、植物構造オプトに関する情報収集を行いました。
日時:2019.5.16-6.17 / 会場:奈良市(奈良県文化会館)
令和元年5月16日と17日に奈良県文化会館にて本領域の第2回班会議を行いました。今回から公募班16グループが新たに加わり、計画班12グループと併せた28グループから、2日間で延べ186名が参加しました。各グループの計画代表者がこれまでの成果や本年度の研究計画について発表を行い、研究内容の活発な議論が行われました。会期中には、共同研究の打ち合わせもそれぞれのグループ間で行われ、本領域の特徴である生物学と理工学の融合を目指した研究の今後の進展が期待されます。
2019.5.16
13:00-18:00 領域班会議(研究成果・研究計画発表会)
19:00- 懇親会
2019.5.17
9:00-17:00 領域班会議(研究計画発表会・研究支援体制説明)